大阪城公園にできたジョー・テラス・オオサカへ行ってきた

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大阪人だったら一度は大阪城ホールにライブやコンサートに

出かけたことがあるんじゃないだろうか。

 

数万人規模の京セラドーム大阪ほど大規模じゃ無く、

700〜1500人規模の梅田クラブクアトロやなんばHatchほど

密着ワイワイでもない。

 

ちょ〜どイイ(たぶん)1万人。東京で言うと武道館みたいなものだろうか。

円形に近い客席は観客の顔がだいたい見渡せて、不思議な一体感が生まれる。

僕が最後に行ったのは数年前に再結成したときのユニコーン。

解散の時はチケットが取れなかったのですごく楽しかった。

 

地下鉄や京阪でも行けるけれど、

大阪城ホールに行くのにいちばん最寄りの駅は大阪環状線の

大阪城公園駅だろう。なんといっても2階の改札を出ると

大阪城公園に降りるようになっていて、

目の前の大阪城ホールまで数百メートルまっすぐだ。

噴水のあるひろばの所からだいたい行列ができている。

 

その道はライブやコンサートがある日はたこ焼きなどの

露店が並び、あやしいおっちゃんが「チケットあるよ〜」と

うろうろしている(ダメ、ゼッタイ)。

最近ではどうか知らないが、ライブが終わってさっきのライブ中の写真が

もう店頭に貼り出されて売っていることもあった。

インスタントカメラのもあれば、引き伸ばした大判のも。

鮮明で、音楽雑誌に載ってそうな良い写真だ(あれはどうやってたんやろ〜?)。

 

このあたりでは古くはホコ天ならぬ城天といって

ストリートミュージシャンの路上ライブが大流行したこともあって、

シャ乱Qやポルノグラフィティが有名だ。

1990年代終盤〜2000年代前半にはけっこうな数のバンドがここからデビューした。

最近ではあんまり演奏している人やバンドはめったに見かけないけれど、

大阪城ホールのライブ終わりの時間に合わせて出てくるお客さん相手に

その日のミュージシャンのコピーを弾き語りとかで歌っている人はいる。

(あれ、本物を見た後で明らかにハードル高いと思うんやけれど、

なんか立ち止まって聞いちゃうよな〜なんでやろ。流しのギターみたいな心境なのか)

 

そのいわゆる「大阪城公園駅から大阪城ホールまでの道」に

なんかスタバとかいろいろできるらしい、と昨年からニュースなどで聞いていた。

 

去年はこの道の隣にハウステンボスが運営する夏季限定のプール、

大阪城ウォーターパークがオープンし、たくさんの人で賑わっていた。

裏から見るとプールの骨組みはビルの3〜4階くらいの高さがあって、

けっこうでかくてすんごいプールだった。何にも無いところにこんな巨大プールが

作れるんだなあと。

 

そのスタバとかいろいろ、が本日6/22にオープンだそうなので

散歩がてらちょっと行ってきた。

その名も「JO-TERRACE OSAKA」(ジョー・テラス・オオサカ)

南米あたりの歌手っぽいネーミングだ。

(そしてホームページのトップ画像がアタリ画像かってくらい粗いぞ!)

 

去年から工事はずっとしていて、先にローソンだけオープンしていたんだけれど、

その他の8割くらいの店舗がこの日一斉にオープンしたという感じ。

 

ていうか最近歩いていて気がついたのだけれど

大阪城公園内にいくつかある売店がいつのまにか全部ローソンに

なっている…恐るべしローソン。

数年前に地下鉄の売店がいつのまにかファミリーマートに置き換わっていることに

ビックリしたが、今度はそのファミリーマートが撤退し、順次ローソンになるらしい。

お…恐るべしローソン。

大阪ではローソンの向かいにローソンとか、

ローソンの数軒隣の酒屋が改装してると思ったら…

あれ、なんか青、い、、? 、、ローソンやった〜!! とか普通にあるし。

(恐るべし弱肉強食の世界よ)

 

そんなこんなでジョー・テラス・オオサカ。

スタバでフラペチーノか、ラーメン店もあるみたいだから早めの晩ごはんにでも

しようかなと軽い気持ちでてくてく行ったら、どの店もすごい行列。

とてもじゃないけれど気軽にふらっと入れる雰囲気では無かった。

 

 

   

 

大阪城公園駅の改札を出たところ。僕は歩いてきたけれど2階に上がってみた。

歩いている人は女性が8割というところ。   まあそうやろうね。

 

 

そのまま階段を降りたらいつもの道だけれど、

左に2階からつながっている通路があるみたいなので

引き返して…   

 

 

通路を渡る。

 

 

最初にタリーズ。同じサードウェーブのコーヒーショップで

スタバはコーヒーやオサレの代名詞になるくらいになったのに、

タリーズは何が違ったんだろう。ここに入っていることも知らなかった。

 

 

最初の棟を超えてまた通路を進む。

円形の石にはもれなくみっちり人が座っているので、もっと

ベンチを増やした方が良いのではなかろうか。

 

 

今年もやるんやね。左手にはもうプールの設営が始まっている。

大阪城ウォーターパーク

奥はグラウンド。

 

 

通路が終わり、階段で地上に降りる。なんか峠のお茶やみたいのがあるぞ。

 

 

この棟は和食・和スイーツ・和装体験ということだが、いちばん人が多かった。

着物を着たモデルさん達が座っていたり、気のせいで無ければ忍者もいたような。

(う〜ん世界観!)

テレビカメラが何台も回っていたり。

外国人観光客もたくさんいるから。和推しは人気が出そう。ローソンはこの棟にある。

 

 

右手にスターバックス。並んでるな〜。

京都の八坂神社の所のローソンは景観のため神社みたいな和風でかっこいいけれど

このスターバックスも和スタバで良い感じ。カッコイイ。

いっぽう向かいのローソンは普通の標準ローソン(言い方)。

ここも和風にしようぜ。

 

奥には大阪ビジネスパーク(OBP)へ渡る橋があり、

ホテルニューオータニの隣には2019年に完成予定の

読売テレビ新社屋が工事中だ。

ちなみに2本のクレーンには竹中工務店より

「はにわさん号」「森ちゃん号」と名前がつけられているらしい笑。

(わかる人にはわかる)

 

 

その橋のたもと、赤いポールの噴水のところ。ちょうどライブの会場前だったみたいで、

ものすごい人だった。100割、女性。しかしこれがジャニーズだった場合、この比では無い。

のんびり散歩をしていたつもりがうっかりタイミングを間違えてこの開場待ちの人混みに

遭遇してしまった場合、しかもそれが女性ファンばかりだったとき、

なんだか場違いなとてもいたたまれない気持ちになる。

ごめんんさい、すぐに、すぐに去ります! みたいな。

 

屋台はひとつも出ていなかった。もしかして、もう禁止になっちゃうのかな…。

それはそれでなんだかなあ。あの祭りの感じ、よかったんやけれど。

 

 

仕方がないので引き返して。どこの店も混んでる。

 

 

でも1階はそこまで混んでいない(どないやねん)。時間的に会社帰りの人が多そう。

だけど、仕事終わりにちょっと飲んでいくか、っていう店は無い。

市が委託運営しているから仕方がないんだろうけれど、ファミリーって感じでも無くて、

デートや女子会向けって感じがする。要はオサレ、雰囲気重視、観光地の店って感じ。

(い、いい意味で!)

 

 

まあでも大阪ビジネスパークも含めてこの辺にコンビニがあまり無かったので

そういう意味では良いような気もする。

 

 

う〜んどうやろうな〜。店がな〜。

散歩の途中にスタバに寄れるのは嬉しいけれど、

 

家族とかでガッツリ食事するような店や、

酒は公園内だから嫌なのかもしれないけれど

地産地消やってるような居酒屋も入れて欲しい。

どうせレストランでは酒出すんやし。

ワインの立ち飲みとか、ジュークボックス置いたバーとか、

獺祭みたいな日本酒の蔵がやってるバーとか。

夏はビアガーデンみたいなのをやってほしいなあ。

あとはカラオケとか、城天にちなんで狭いハコのライブハウスとか。

あとはセレクト系の書店とか、あと無印良品とか…無印良品とか。

 

大阪城公園も近年明らかに変わってきていて、一時数百はあった

ブルーシートのお手製の小屋なんかはもうひとつもない。

大阪城ホールと反対側のNHKや府警本部の側の大きな西ノ丸庭園では

積極的に年中いろんなフェスやイベントが行われている。

大阪城を使った壮大なプロジェクトマッピングも話題になった。

肉やビールフェスもしょっちゅうやっているし、先日ゴールデンウィークに

行われた餃子フェスは大好評だったみたいだ。

 

それに比べて公園のこっち側、大阪城ホール側はまあ、人っけが無い。

大阪城公園駅ってライブ以外だと人の乗り降りがとても少ないし、駅としても

はっきりいってな〜んにも無い。

 

そもそも大阪城公園とJR車庫に挟まれて物が無いし、

夜は人気がなさ過ぎて音大生などがサックスやトランペットを練習する

聖地になっているくらいだ。

でもこれからはこっちのエリアももっと人が増えるのだろう。

 

大阪環状線の各駅では商業施設と連携した改装が進んでいるが、

そのうち大阪城公園駅もそうなるかもしれない。

 

もっとも散歩もままならないくらい人が多すぎる公園も困るけれど、

ほどほどに皆が思い思いに自分の時間を過ごすことができる場所、

それが公園だと思うし、大好きな大阪城公園がこれからも良い意味で

発展することを祈る。

 

 

 

 

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2017-06-24 | Posted in BLOGNo Comments » 

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