小学校での本の読み聞かせ、お礼の会でお手紙をいただき感激
近所の小学校で月に1回、本の読み聞かせボランティアをしている。
学年末の今月は、学校の講堂でお礼の会にお呼ばれした。
そこでお互いにお礼の言葉をかけあった後、
感想のお手紙を綴じた冊子をもらった。僕は4年生のみんなから。
豪華な付録の付いた分厚い冊子。イラストもふんだん。それを切って貼って。
作るの時間かかったやろうなあ…。
ドラえもんはなぜか向こうを向いて。
はらぺこあおむしの下に南方熊楠。おう。いいセンスしてるやん…。
表紙の黄色の附録(貼り付けてある)を開くと、最初のお手紙が。
あ、ハイ。これからもがんばるよ。おそらくこのメガネのナイスガイは、僕かと。
身分証を首から下げて。
著作権についてきちんと教えることは必要だけれど、絵本やアニメで
自分の好きなキャラクターを描いて、それがきっかけで絵やイラストや漫画を
描くようになることは多いと思うので、こうやって好きなキャラクターを
描くことは、僕はいいことだと思う。ただ、ここまではいい、ここからは
ダメ、という線引きを教えるべき。
こんな感じのお手紙が20枚くらい綴じられています。
読み聞かせの日は楽しみにしてくれてるって。
僕も前の晩は練習読みをしてからドキドキで寝る。
いや〜最近もらった物の中でいちばんうれししかったかも。
みんなの前で話をした。前の日までに少しずつ考えた文章だったけれど
内容は以前から思っていたことで、後で他の人たちにとてもいいお話だったと
言われて嬉しかった。
「みなさんも小さいころは絵本を読んでいたと思いますが、
大きくなるにつれて文字ばかりの本も読むようになっていくと思います。
文字ばかりの本を楽しむコツというのは、読みながら絵本のように
絵を思い浮かべることです。
お話の中にりんごが出てきたら、真っ赤なりんごを思い浮かべてください。
笑顔、と出てきたら、楽しそうなニコニコした笑顔を思い浮かべてください。
そうやって絵を思い浮かべて読んでいくと、本をもっと楽しく
読むことができます。本をたくさん読む人は、いろいろなことを思い浮かべる
力がついて、人の気持ちや自分の気持ちをわかるようになります。
これから本をそうやって読んでもらえたらうれしいです。
ありがとうございました」
アレなんだっけな〜と思ったとき、今はネットで何でもすぐに調べることができる。
あの建物、どんな形だったかな、あの料理、どんな色だったかな。
昔はたとえ少しくらい間違っていたとしても、記憶や経験や想像から
思い浮かべるしか方法が無かった。本を読むときには情景をイメージする力、
想像力が必要となる。極端な話、たとえ間違ったイメージであったとしても、
本をたくさん読んで自分なりに想像力を働かせることはとても大切なことなのではないかと思う。
僕も今、積ん読している本が何十冊もあるけれど、
もう、どんどんどんどん読んでいきたいなと思った。
その後はお疲れさま会で、淀川邸にちょっとイイランチを食べに。
たまの贅沢と言うことで、ひと足早い春の季節料理、あ〜美味しかった…。