久しぶりに切り貼り看板をつくった
明日、小学校で地域のフェスティバルがあるらしく、
講堂で読み聞かせを行うそうなので、看板をつくった。
僕は仕事で参加できないのだけど、たくさんの方に来てもらえたらと思う。
それにしても。
本当に久しぶりにカッターで切ってダンボールに貼るという作業をした。
もう10年くらい前になるけれど制作会社勤めのころ、
大判のポスター案件でしかもプレゼンだと原寸で提出しないといけないので、
プリンターで4分割などでトンボ付きのA3出力をして、
うまいぐあいにカッターで切って、テープで裏を貼り合わせる。
貼り合わせの善し悪しが大げさではなくデザインの見映えにも影響する。
そしてこれが難しい。
スチール定規は滑るので、カッターで指を深く切ってしまい、
何針か縫ったこともある。
先輩でとても上手なひとがいて、写植時代の職人の片鱗を見せてもらった。
今の仕事はカンプ提出する機会はほぼ無くてPDF提出だけれど、
制作会社などの現場では切って貼り合わせる作業はまだ行われているのだろうか。
これが元の絵柄。
これは立て看板用。幅が1メートル近くあってとても大きい。
ダンボールの横型900mm×700mmにA3ヨコ×6枚を貼り合わせたもの。
一見そうと分からないでしょ?
こちらは530mm×700mmの縦型。A3タテ×4枚を貼り合わせている。
向こう側の面にも同じものが貼られている。
サイドにはダンボールの持ち手の穴があって、それをうまく使って
中に人が入ってサンドイッチマンのように宣伝できる。
縦型なぶん天地(上下)が空いてしまったので黄色いバクダンを
敷いてスペースを取った。
久しぶりに昔に戻ったようで、こういうアナログ作業もなかなか楽しかった。
仕事が終わってからだったので朝までかかった。夜が明けて登る朝日を見ながら
昔もこんなだったなあと懐かしい気持ちになった。
楽しかったのでいいのですけれど、地味にけっこうたいへんな作業なので、
年に一度くらいにしてもらえると助かります〜