ピッカピカの新・図書館へ行ってきた
大阪市城東区へ移ってきたのは2014年の春。
ちょうど城東警察署が新庁舎の移転をしているところだった。
蒲生四丁目のたむけんの炭火焼肉たむらのすぐ近く、
以前の庁舎の斜め前に、立派な新庁舎が建っている。
同じように、転居したらまず来ないといけない城東区役所も、
元はいったい何色だったんだというくらいダーティに染まった
建物で、それはまるで返還前の香港の九龍みたいな。
いっちゃあ悪いが、あ、アナタ明日からすぐ廃墟になれますよ、
というくらいの薄汚れ具合だった。
…そんな城東区役所がこの春生まれ変わったという。
城東図書館や区民センターを収納した複合施設だ。
広い蒲生公園の隣に姿を現したのは、
なんともオシャレな外観の表参道にでもありそうな建物だった。
次の絵本の読み聞かせの予定が迫っている。
さっそく絵本を求めて、新・城東図書館へ自転車を走らせる。
パッと観たらどこぞの商業施設のよう。
残念なのは駐車場に余裕が無いこと。
車で来た場合、近隣のコインパーキングへ停めなければならない。
以前住んでいた区役所では同じようにリニューアルした際に
地下駐車場をタイムズに委託し、30分無料だった。
難しいのかも知れないが、
せっかくここまで大々的な工事をしたんだし、将来的に駐車場は欲しい。
城東区は広いから、車じゃ無いと来にくい人もたくさんいるのだ。
そのかわり。さすがチャリの行き交う城東区、自転車置き場は
これでもかというくらい用意されている。建物の反対側にも
駐輪場がいくつもあって、全部で数百台は停められるのではないだろうか。
放っておいたら皆好き放題に停めまくって
よくある駅前の放置自転車のような雑然とした光景になるのは
目に見えている。だったらちゃんと大きな収納を最初から
作ってしまおうというのは、いい考えだ。
図書館の返却ポスト。図書・雑誌と、としょ・ざっしの違いは…。
これだけの施設が入っている。
赤い壁に漢字が並び、一瞬ここは中国かと思わせる。
図書館は4階。
正面玄関から直接登れるようなエスカレーターがあってもいいような造りだが、
エレベーターか、階段しか無い。
エレベーターはずいぶん人が並んでいたので、階段をせっせと上った。
窓から見える、蒲生公園のグラウンド。いい眺め。カフェテラスでも作ったらいいのに。
絵本コーナーは入ってすぐ。なんだか…絵本の数が減った気がする。
移転に伴って整理したんだろうか。前の絵本棚はあと2段くらい高くて、
列ももっとあった。
だけどこのお勧めの絵本を表紙をこちらに向けて陳列するのは
分かりやすい。今回、すべてこの段のお勧めを借りてみたけど、
全部当たりだった。いい感じ。
本は財産だと思っているし、昔から書店が好きだ。
煮詰まったりアイデアを得たい時は
市内の大型書店やセレクト系書店へ行って、そして関係ない本を
結局いくつもジャケ買いしてしまう。
Amazonでも毎月けっこうな数の書籍を購入する。
最近ではMacにKindleが対応したので、それにますます拍車がかかる。
図書館は大阪市に住んでからほとんど行ったことがなかったけど、
わりとセレクト系の書店に近い品揃えだ。これが無料の市民サービス、
たいしたものだと思う。
平日の図書館をゆっくり利用できるのはこんな仕事をしている
特権でもあるので、これからも利用しようと思う。
最近、読書欲が湧いてきて、小説もサスペンスもエッセーも絵本もビジネス書も、
とにかくもっといっぱい本が読みたい。